バッドラックを掴め!

何を見て、何を書くか。

謎のヒロインX(オルタ)はタフではないがクレバーだ

俺の名はコセン・ザ・ウォーリア。終わりなき旅路を歩む探求騎士だ。 数か月前、俺は決定的な間違いを犯した。スマッホのかんたん決済の闇に落ち、二万円を費やして手に入れた謎のヒロインX(オルタ)【これ以降はヒロインXオルタと呼称】の件だ。ツイッターで俺は、ヒロインXオルタは性能は散々でありスキルもゴミで、種火周回、道中戦、ボス戦、それらのどんな状況においても☆5サーヴァント最低の働きしかできない12コストのお荷物と罵った。支払った代償と手に入れたものを見比べ、発狂し、俺はスマッホのFGOを、携帯会社の一度も開いたことがなく消すこともできないアプリと共に隅に追いやった。数か月間、俺は去勢めいてツイッターとネットのFGO情報を遮断して外に出た。そして、神秘的な獣の棲む人工楽園の話を旅の老人から聞き出し、そこに旅立った。

 だが、状況は変わりつつある。ネロ祭の復刻の話を聞いて、俺はもどってきた。恥知らずの帰還者は、鎧の重さで息をあえがせ、過酷な旅の道中で刃こぼれした剣と表面を傷まみれにした盾を引きずりながら、FGOに戻ってきたのだ。

長い留守の間にヒロインXオルタは見違えていた。荒野の女ウォーリア顔負けのしなやかで鍛えぬいた肉体に成長していた。新しいスキルを得た彼女は、もはやあの頃の☆5最弱サーヴァントとしての面影はどこにも見られず、彼女だけにしかできない役割を持ち、自信に満ち満ちていた。今日はそんな話だ。

ヒロインXオルタとは?

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FGO最高のヒロインだ。性能とか組み合わせるサーヴァントの例とかは、アフィリエイトモリモリな攻略サイトとかで紹介されてるから、そっちを参考にしてほしい。以下、スキルについてのみの所見を書く。

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 ∞黒餡子(旧∞チョコレート)

おそらくヒロインXオルタが、”使える”か”使えない”かを分ける、一番重要な要素だ。

一部の界隈では、「こんなのよりもクーフーリン・オルタみたな回数回避くれよ」という厳しい意見もちらほら見られる。俺もそう思う。だが、☆5に似合わないこんなスキルを持っている。そんなとぼけた感じもヒロインXオルタの魅力なのではないか?俺はそう思う。

王の見えざる手

ヒロインXオルタ独自の特徴ともいえるスキルだ。

これを使いこなせるか否か。そこでマスターとしての格がはっきりするだろう。だが気負いすぎてスキルを発動できぬまま、ヒロインXオルタのHPが尽きるのは恥だ。主にマシュと組んだ時に、やたら星を喰いやすい彼女に対して使うのが一般的な使用法だ。他にもいろんな使用例がある。深いスキルだ・・・

直感

さっさと再臨させて強化クエストをこなせ。

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刹那無影剣

このスキルがヒロインXオルタに光を与えた。もはや彼女は、クイックで他より少し多く星が出せるだけのバーサーカーではなくなった。このスキルは少しレベルを上げただけでスターを10個以上吐き出すだけではなく、彼女のクイックカードの性能を大幅にアップさせるのだ。3ターンも。これはものすごい躍進だ。このスキルを使っただけで宝具威力が1万以上違ってくるし、クイックカードが少し出ている時に使うだけで、星の出が見違えるように違う。たとえるなら、地を這うトカゲと大空を舞うレッドドラゴンくらいの差があり、要するに、すまないと言わないジークフリートだ。ヒロインXオルタはこのスキルで継続的に星を出しながらバーサーカーのダメージを敵に与えることが可能になったのだ。

もう一度言う。ヒロインXオルタは継続的に大量の星を出しながらバーサーカーの火力で殴れるサーヴァントになったのだ。

総括すると、ヒロインXオルタの居場所とは、「星を出せるサーヴァントを置きたいが、火力が減るのが耐えられない」というワガママな要求がまかり通るカルデアだ。

その場所で、ヒロインXオルタは十二分な活躍をしてくれるはずだ。そして、迫りくる(未確定)セイバーウォーズ2では更なるパワーアップがなされるに違いない。ヒロインXオルタはもはやダメサーヴァントではない。城下町の酒場でひえっひえのビールをあおり、肉汁滴るウィンナ―をかみしめながら、FGOのフューチャービジョンを見据えることができる、「分かる」マスター向けのサーヴァントになったのだ。

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